最近携帯電話のスペックの説明にHSDPA、UTMSという言葉が出て来ますが、一体どういうものでしょう?

これは、下り(基地局→端末)方向を高速化するHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)と、上り(端末→基地局)方向を高速化するHSUPA(High Speed Uplink Packet Access)を総称してるワードです。
NTTドコモなどが採用している第3世代(3G)携帯電話方式「W-CDMA」のデータ通信を高速化した規格になっています。
Docomoでは「FOMAハイスピード」、Softbankでは「3G ハイスピード」、イー・モバイルでは「EMモバイルブロードバンド」という呼び名でサービスを始めています。
また、3G方式の改良版であることから「3.5G」とも呼ばれています。
その速さは従来の5倍以上の通信速度になります。
次に、UTMSは(Universal Mobile Telecommunications System)(ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム)の略で、ヨーロッパの第3世代(3G)移動体通信システムとして使われています。
現在用いられているGSM標準の発展形で、日本でもNTTドコモが推進しているW-CDMAと、ヨーロッパ独自のTD-CDMAの両方式から選択することができます。
海外の携帯電話を日本国内で使う場合には、このUTMSに対応していることが必要です。
